量産化という成功体験
タムラの会社説明会に参加し、電子部品から化学材料まで幅広い分野で確かな強みを持っていることに魅力を感じ、入社を決めました。
最初に手がけたのは、車載用リアクタの設計です。大学で学んだ電気回路や磁気の知識を活かしてモノづくりができるので、まさに希望通り。次々と出てくる課題を一つひとつ解決し、私の携わった3機種が量産化に至るという貴重な経験をしました。
量産化されるということは、多くの人が運転する自動車に搭載されるということ。その達成感は格別です。車載用リアクタは運転者が目にすることのない部品で、それをタムラが開発・製造していることも一般には広く知られていません。しかし、実用化されて社会に貢献できるということは、開発者にとって最高の喜びです。