DECT規格インターカムシステムDECT規格インターカムシステム 概要


「DECT規格インターカムシステム」は、これまで培ってきたインターカムシステム技術を継承し、新たなDECT方式(ARIB STD-T101 2.0版 ) に準拠したタムラ製作所の新しいデジタルワイヤレスインターカムです。直感的に使用できる操作性はそのままに、利便性の向上と大規模なシステムの構築が可能となります。新しさと親しみやすさを両立させたコミュニケーションツールを目指しました。

特長

  • メインコントローラはタッチパネルによる操作とこれまでのタムラインターカムシリーズを継承したツマミによる調整が可能です。


  • 1 システムに4グループの音声系統を組むことが可能で、メインコントローラには4W/2W外部インターフェースを用意、これまで同様有線インカムとの連携も容易に行えます。 

  • アンテナとメインコントローラ間の通信線は、Ethernetケーブルを採用、さらに長距離対応として光ケーブルを使用し、最長2.5㎞まで延ばすことが可能です。
    また、EthernetケーブルはPoEHUBを使用することでスター配線も可能です。


  • アンテナ1台当りの子機接続台数は10台となり、1システム最大子機接続台数は同時通話子機のみで60台、受令用子機と組み合わせた場合、同時通話子機48台+受令用子機128台、合計176台の子機が接続でき、大規模なシステム構成が可能となります。


  • メインコントローラ1台あたり、アンテナ16台接続可能、アンテナ5台以上接続する際は、メインコントローラとパワーサプライを接続することで、全てのアンテナに給電可能です。


  • 子機のアンテナ間移動は、シームレスハンドオーバーを採用、次のアンテナを事前に接続し、アンテナ間移動時スムーズな移行を実現し途切れの無い通話を可能とします。


  • 子機は、2つの音声グループを割り付けることができ、2つのグループを同時に聴くことが可能です。それぞれのボリューム調整は、これまでのタムラインターカムで好評であったツマミの操作で、直感的に調整することができ、忙しい現場でも機器を見ることなく瞬間的な対応が可能となります。


  • 1.9GHz帯(DECTARIB STD-T101 2.0版 )を採用しており 、Wifi等との混信がありません。また、既存PHSやこれまでの弊社デジタルワイヤレスインターカムの電波を検知するとチャンネル移動を行い、混信リスクを低減します。


メインコントローラ MK-C96

特長

    • アクティブアンテナと接続し、システム全体のコントロールを行う
    • 外部インターフェース(有線入出力)の系統別音量調
  • DECT規格インターカムシステムメインコントローラ MK-C96

仕様

外部インターフェース
(4W/2Wユニット)
4系統
Ethernetユニット
(アクティブアンテナ接続用)
4系統
PGM入力 1系統
光インターフェース
(アクティブアンテナ接続用)
1系統
メーク接点 4系統ドライメーク接点(Dsub15PIN)
構造 ラックマウント型EIA=2U
電源 AC100V~240V
消費電力 約40W
環境 -10 ~ +50℃(表示パネルLCD除く)
質量 約8kg
寸法 H88×W480×D350 (mm)


アクティブアンテナ MK-A96

特長

    • メインコントローラからの制御により子機との無線通信を行う
  • アクティブアンテナ MK-A96

仕様

アンテナ1台当たりの子機接続数 同時通話子機のみ10台
受令用子機含む場合
同時通話子機8台+受令用子機128台
構造 壁取付け及びマイクスタンド取付け
電源 DC48V(メインコントローラまたはパワーサプライ)
外部電源DC12V
消費電力 約9W
環境 -10 ~ 50℃
質量 約400g
寸法 H245×W153×D51 (mm)アンテナ、金具含む




パワーサプライ MK-P96

特長

    • アクティブアンテナへの電源供給用(メインコントローラ1台に対しアクティブアンテナ5台以上接続する際に必要)
  • パワーサプライ MK-P96

仕様

出力電圧 55V
電源 AC100V ~ 240V
構造 ラックマウント型EIA=2U
消費電力 約160W
環境 -10 ~ +50℃
質量 約7kg
寸法 H88×W480×D350 (mm)


子機 MK-B96A

特長

    • アクティブアンテナと無線通信
    • 2つの音声グループ割り付け及びそれぞれの音量調整対応
  • 子機 MK-B96A

仕様

音声周波数特性 100Hz~7kHz
電源 単3形アルカリ乾電池 2本または、単3形ニッケル水素2次電池 2本
連続使用時間 約10時間(単3形アルカリ乾電池 2本)
約12時間(単3形ニッケル水素2次電池 2本)
環境 -10~+50℃
質量 約220g(乾電池含む)
寸法 H121×W85×D27 (mm)




充電器 MK-E96

特長

    • 専用充電電池PBA-4120※を装着した子機MK-B96Aをそのまま差込み充電が可能です。また、PBA-4120単体での充電も可能、予備バッテリーの準備等が行えます。
    • 満充電OFFスイッチを選択すると、満充電に近い状態の電池は充電を行わず、また、トリクル充電を止めることでPBA-4120の寿命を延ばすことが可能です。

    MK-E96 取扱説明書(PDF: 451KB )
  • 充電器 mk-e96

仕様

充電電流 800mA±100mA
充電時間 約2時間30分
使用電流 AC100V±10% 50Hz/60Hz
消費電力 20VA以下
動作温度 0℃~40℃
質量 1.2㎏以下(ACアダプタ含む)
寸法 H100×W120×D141(㎜)




専用充電電池 PBA-4120

仕様

  • 使用電池 ニッケル水素電池 2セル直列接続
    定格電圧 2.4V
    公称容量 1900mAh
    充電時間 約2時間30分
    使用温度範囲 充電   0~+40℃
    放電  -10~+50℃
    質量 82±10g
    ※子機(MK-B96A)に付属されている標準電池ケース(YBA-4120)は、充電器に対応しておりません。
  • 専用充電電池 PBA-4120



ヘッドセット MK-316C

仕様

  • マイクロホン部(コンデンサ型)
    インピーダンス 1.6kΩ±30%
    感度 –73.0dB±4dB at 1kHz (0dB = 1V/0.5Pa)
    周波数特性 100Hz~10kHz


    レシーバ部
    インピーダンス 300Ω(コード抵抗含む
    定格入力 10mW
    最大許容入力 300mW
    出力音圧レベル 121dB at 1kHz (0dB = 2×10-5 Pa)
    周波数特性 100Hz ~ 8kHz
    ※子機専用ヘッドセットとなります。
  • ヘッドセット HS-316C





主なシステム仕様

1システムあたりの最大接続数
    同時通話子機60台または同時通話子機48台+受令用子機128台
アクティブアンテナ1台あたりの子機最大接続
    10台
1システムあたりのアクティブアンテナ最大接続数
    16台
メインコントローラー1台あたりの通話グループ数
    4
子機同時聴取グループ数
    2 ( 独立した音量調節が可能)
音声周波数特性
    100Hz ~ 7kHz
無線システム/使用周波
    J-DECT ARIB STD-T101(2.0版)/1.9GHz帯
子機マルチパス対応
    偏波ダイバシティ
ハンドオーバー方式
    シームレスハンドオーバー
通信距離(見通し)
    300 m
メインコントローラとアクティブアンテナ間
    Ethernet ケーブル(最大100m)または光ケーブル(最大2.5km)
子機連続使用時間
    約10時間(単3形アルカリ乾電池2本)




システム構成例

※この機器の使用周波数帯では、PHSの無線局のほか異なる種類のデジタルコードレス電話の無線局が運用されています。この機器は同一周波数帯を使用する他の無線局と電波干渉が発生しないように考慮されていますが、万一この機器から他の無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに電波の発車を停止した上、本カタログ背面のお問い合わせ先にご連絡いただき、混信回避のための処置等についてご相談ください。

※すべての製品中画面は、はめ込み合成画像です。



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